光速度不変の原理の意味するところ

ローレンツ変換は、
①t’= (t−(Vx/C^2)) / √(1−(V^2/C^2))
②x’=(x−Vt)/√(1−(V^2/C^2))
③y’= y 
④z’= z 
ですが、これを三角関数で表現することも出来ます。
変換前の光を⑤(x,y,z)=(Ct*cosθ,Ct*sinθ,0)とし(平面で説明します)、変換後の光を(x’,y’,z’)とします。
光速度不変の原理の要請により、√(x^2+y^2+z^2)=Ct、かつ⑥√(x’^2+y’^2+z’^2)=Ct’が成立します。
⑥に②から④を代入すると、
⑦√{*1^2+y^2+z^2}=Ct’
⑦に⑤を代入すると、
√{*2^2+(Ct*sinθ)^2+0^2}=Ct*√{*3^2+sinθ^2}= Ct*√{*4*√(C^2*cosθ^2−2CV*cosθ+V^2+C^2*sinθ^2−V^2*sinθ^2=(t/√(1−V^2/C^2))*√(C^2*cosθ^2+C^2*sinθ^2−2CV*cosθ+V^2−V^2*(1−cosθ^2)= (t/√(1−V^2/C^2))*√(C^2−2CV*cosθ+V^2*cosθ^2)= (t/√(1−V^2/C^2))* (C−V*cosθ)= (C−V*cosθ)* t/√(1−V^2/C^2)=Ct’
∴⑧t’=t*(C−V*cosθ)/C*√(1−V^2/C^2)
となります。
しかし、GPS衛星では時間の経過が
⑨t’=t/√(1−V^2/C^2)
と遅れる為、内臓する時計は、
t’=t*√(1−V^2/C^2)
だけ、早く進むように設定されています。
そうなると⑧は、
(C−V*cosθ)/C=1
となり、矛盾します。V慣性系の光の相対速度は、
⑩C’=(C−V*cosθ)
でなくてはなりません。このことは、リングレーザージャイロにおいて光の相対速度を、(C−V*cosθ)キロメートル/秒としていることからも、真実であることが分かります。光速度不変の原理は破れています。光速度不変の原理は、マックスウェルの方程式において、光速度が不変であるとして計算しても、現実の動きと一致する為に仮定された考え方です。

*1:x−Vt)/√(1−V^2/C^2

*2:Ct*cosθ−Vt)/ √(1−V^2/C^2

*3:cosθ−V/C)/ √(1−V^2/C^2

*4:cosθ−V/C)^2)*C^2/(C^2−V^2)+sinθ^2}= Ct*√{{((cosθ−V/C)^2)*C^2+ (sinθ^2)*(C^2−V^2)}/(C^2−V^2)}=(t*C/√(C^2−V^2